医院長Blog バルちゃんのひとり言
最近感じること
令和2年もはや1ヶ月が過ぎてしまいました。
今年は暖冬と言われていましたが、ここまで雪のない日が続くとは予想もしていませんでした。
節分寒波もなくこのまま春を迎えるのかと思いきや、その後やや寒くなって少し雪も降り、スキー場もやっと一息つける状態となったようですね。
しかし今年はスノータイヤの活躍する場面もなくタイヤが少しずつちびていくのが心配です。
巷ではコロナウィルスによる新型肺炎が流行しており、中国ではすでに2月9日現在で3万7000人の感染者で803人の死亡者が出ているとのことです。
これは2003年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の全世界の死者774人を超えたとのニュース報道がありました。
中国以外でも27の国と地域で353人の感染者が発生しており全世界的に拡大を続けています。
日本でも感染者が少しずつ多くなってきており、特に今は豪華客船に乗っている人の人から人への感染が多いようです。
まだまだピークを迎えていませんのでこれからも増加してくるでしょう。
更に怖いのは人から人に感染し続けることで中国と関係ない都市や末端の地方への感染拡大です。
対岸の火事と思って見過ごすことはできない状況になりつつあります。
まずは手洗い、うがい、マスクという一般的な予防策を徹底しましょう。
何故か今年はインフルエンザ感染症の罹患者数が非常に少なくなっているとの報告もあります。
コロナウィルス感染に対してのこのような予防策を行っている人が多く、その影響でインフルエンザ感染者が少ないのではないかとも言われています。
まだまだ得体が知れないコロナウィルスですが、早く沈静化するのを願っています。
さて、話は全く変わりますが、最近というか以前からですが、子供が受診した際に親が一緒に診察室に入ってくるケースはよくあります。
問診をすると子供が返答するのではなく親がすべて答えるということが目立ちます。
小学生低学年なら仕方ないかもしれませんが、中学生、高校生、下手すると成人でも同様なことがあります。
例えば「喉が痛いの?」って聞くと私の方を見ることなく母親に向かって「痛い」と返事、そして私に向かって母親が「痛いみたいです」と代弁する。
これっておかしいですよね?子供が少なくなったせいで子離れができにくくなってきたためでしょうか?
逆に親離れが遅くなってきているのでしょうか?
私は時にあえて子供に向かって質問し、母親が喋ろうとするのを遮って子供に直接しゃべるように促すことがあります。
母親は不快に感じることもあるかもしれませんが、社会勉強の一つと考えて実践しています。
そのような経験がある方はぜひ一度よく考えてみてください。
新型肺炎流行で外国人観光客が激減して経済的にも大変な地域が出てきているみたいです。
なんとかこのピンチを皆さんとともに乗り切りましょう!!!