医院長Blog バルちゃんのひとり言
ジャネーの法則
皆さんいかがお過ごしですか?
もう11月になってしまいました。
残すところ今年もあと2か月です。
本当に1年が早く進んでいきます。
特に今年は秋らしい気候をすっ飛ばしていきなり寒くなったような気がします。
もうすぐ冬がやってきます。
確かに速い経過です。
いつも思いますが、どうして大人になると時間の進み具合が子供のころに比べて早く感じるのでしょうか?
これに関してはいろいろな説があるようです。ジャネーの法則というのがあるそうです。
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する。
(年齢に反比例する)」例えば50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。
つまり、50歳の人にとっての10年間は、5歳の人にとっての1年間にあたり、5歳の人にとっての1日は、50歳の人にとっての10日に当たることとなります。
生きてきた年数によって1年の相対的な長さがどんどん小さくなることによって、時間が早く感じるというわけです。
また別の説では、人は経験したことのないことをやっているときは、それが強く意識に残り、時間が長く感じます。
反対に、慣れてしまうと時間の長さが気にならなくなり、あっという間に時が過ぎたように感じます。
子どもの頃は初めて経験することばかりで、毎日が新鮮で出会いや発見があります。
しかし大人になると新しい経験をする機会が少なくなってきます。
つまり大人になると時間が早く感じるのは日々の生活に新鮮味がなくなり、マンネリ化してきているということでしょう。
できるだけ新しい経験や出会いを求めて活発に行動することが充実した時間を過ごすことにつながり、満足した時間の経過を重ねられるでしょう。
さて、ここにきて2年近く苦しんできたコロナ感染症が激減してきました。
東京、大阪でも一桁の新規感染者数を記録するようになってきました。
しかし、当島根県では高齢者福祉施設でのクラスターが頻発しており、人口当たりで換算すると全国一新規感染者数が多くなっています。
それにしても何故急速に感染者数が減ってきているのか、今もってはっきりした要因がわかっていません。
人流が減ったため、医療崩壊が叫ばれたため各自が感染対策を強めた、夜間の人出が減ったため、ワクチン接種がかなり行き届いてきたため、天候の影響で屋外での活動が多くなってきたためなどが言われています。
しかし、国外に目をやるとまだまだ感染は落ち着いてきていません。
お隣韓国でも感染者はまだまだ多いようです。
一説には日本人はマスクを常時着用しソーシャルディスタンスを保つなど感染対策をまじめにやっているからだなどともいわれます。
確かにその面では言いえていますが、本当にこれだけなのでしょうか?
まだ確証はないようですがウィルスそのものが弱毒化し感染力の低下が起きていると言われる専門家もいます。
しかし第6波は必ずやってくると一般には言われます。
いきなり感染流行前の状態に戻すのではなく、状況を見ながら少しずつ行動を緩めていくことに留意しましょう。
また2年間流行がなかったため今冬はインフルエンザもひょっとして流行するかも?
などと言われていますので、ワクチン接種をしてこれにも注意しましょう。
もう少しの辛抱です皆さん頑張りましょう!!!