新型コロナウィルス感染症（COVID-19）の全世界的な感染の蔓延に伴い、我が国においても緊急事態宣言が発出されました。

コロナウィルスの感染経路は飛沫感染、接触感染が基本と言われています。

消化器内視鏡診療にあたっては、特に経口、経鼻検査で患者さまの咳嗽を誘発する場合もあり、エアロゾルによる医療従事者への感染も危惧されます。

内視鏡検査室など密閉された空間で、高濃度の汚染されたエアロゾルに一定程度の時間暴露した場合にはエアロゾルによるウィルスの伝播が高頻度で起こりうると考えられます。

また、糞便からのウィルス排出の可能性も指摘されており、下部消化器内視鏡検査における潜在的な感染リスクもあるとされています。

これらのことから先日日本消化器内視鏡学会からの提言として緊急性のない消化器内視鏡診療の延期・中止を強く勧めます。との提言がでました。

これにより当院でも上部・下部内視鏡検査は当分中止といたします。

大変ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。